早期に事業承継に着手すべき3つの理由とは!?

50歳を過ぎたら事業承継の着手時期

事業承継とは、会社の経営を次の代表者に引き継ぐことです。中小企業の場合、経営者の手腕が会社の業績を大きく左右するケースが多く、後継者の選び方や育て方を含む事業承継が非常に大切です。事業承継の最大のポイントは早めの着手です。できれば現在の代表が50歳~60歳の間に着手すべきでしょう。早期に着手する理由は大きく3点あります。

後継者の育成には時間が必要

第1の理由は、後継者の育成には一定の時間が必要だという点です。中小企業の経営者となるためには営業の手腕ばかりでなく財務や資金調達、労務管理、ステークホルダーとの付き合いのほか、会社の存続を左右する重要な決断をしなければなりません。どんなに営業成績が優秀でリーダーシップに秀でた人物でもこれらの能力を育むには一定の期間が必要です。

適任でない場合は再選考も視野に

第2の理由は、最初に選んだ後継者が必ずしも適任でない場合、選考をやりなおさなければならないリスクがあるからです。後継者を選び、育成していくうちに、本人は努力しているにもかかわらず、どうしても経営者としての才覚が見出せない場合は、別な人物に切り替える決断も必要です。その場合、当初見込んでいた承継の時期が大幅にずれる恐れがありますので、リスク回避の意味でも事業承継には可能な限り早く着手すべきでしょう。

早めの決定で社内の混乱を防ぐ

第3の理由は、社内に無用な混乱を招かないためです。現在の経営者がある程度年齢が高いのに次の経営者が決まっていない場合、社内で次期社長についてのうわさが広がったり、候補者担ぎの派閥争いのような事体が起きる場合があります。このような混乱や社内の雰囲気を浮つかせないためにも後継者を早めに選び、社内にきちんと周知することが大切です。

事業承継とは、企業のオーナーが経営を後継者に引き継ぐことを意味しています。親族に任せることを希望する人もいますが、場合によっては困難を伴います。後継者を育てるには時間と労力が必要だからです。